インプラント義歯の有効性は確立されています。

 しかし、高額なインプラント義歯(1歯30万円以上)を
 必ずしもお勧めしておりません。
 インプラントは審美的で咀嚼効率も高く隣接する歯を削除することのない素晴らしい治療法として確立されています。私自身、1988年、大学病院に勤務した時期にはインプラント症例に接し、その有効性を肌で感じていました。1997年、エンドポア・インプラント(カナダ・イノバ社)の術式を学ぶなどその知識は得て参りました。しかし、当クリニックでは外科手術の専門医が不在であることを理由に行っておりません。しかも、インプラントは治療費が1歯で30万円以上と高額で経済的な理由により、必ずしも多くの患者さんにお勧めできる治療法ではありません。
 手術が怖い、治療費が不安などと感じられている方にはまず、スマートデンチャーやオールセラミックスによる治療が主流になるのではないでしょうか。歯科補綴専門医として私が、ベストを尽くし、より安全な歯科治療をお約束いたします。もちろん、保険証を持ってきた戴いた患者さんにはまず、最善の保険治療を前提とした義歯を作製いたします。その作製手法や調整はスマートデンチャーと大きく違うものではありません。症例の難易度によって何度も型を取り直し、かみ合わせや審美性の確認、装着後の調整に多くの時間を割いています。
→インプラントの詳しい説明(クリック)

インプラントを入れた、目先10年の咀嚼力ではなく、

生涯でどのくらい咬める喜びを維持できるかが大事です。
患者さんが真に求めているものは、インプラント義歯を入れた、目先10年間の咀嚼力ではなく、生涯でどのくらい咬める喜びを維持できるかということに間違いありません。
 自家用車であれば、機械ですから、10年もすれば新車に乗り換えていくことになるでしょう。しかも乗り換えるたびに、車は徐々に高級車となり、機能的なものから、贅沢ものになりがちです。やがて、高齢となり視力や反射神経の衰えから運転免許すら返上することにもなります。インプラント義歯もこれに似ていて寿命が永遠ではありません。歯周病と同様にインプラント周囲炎になったり、破損して、修理ができなければインプラント除去手術のリスクもあります。上手く使えば、数十年持つこともあるでしょう、良く噛めて健康で長生きできたら、これに越したことはありません。しかし、高齢になっても次々と天然歯が抜けたからといって、さらに新たなインプラントの追加手術を受けることができるのでしょうか?

 経済的な負担は別として、重症な心疾患や糖尿病、骨粗鬆症になると高齢者のインプラント手術は一層、困難です。そんな時、インプラントを支台装置とした部分義歯を保険適応義歯で作ることは厚労省が認めません。社会保障費増大による財政難から、将来これが認められる可能性は皆無でしょう。過去に入れたインプラントがアダとなって、全額自己負担で保険適応義歯と同等の義歯を作ることになってしまうのです。最悪なのが当時インプラントを入れた歯科医師が高齢で廃院すると、他院で入れたインプラントについて次世代のかかりつけ歯科医では対応が難しくなります。少なくとも自分自身がどんなインプラントを入れたのかが分かる証明書を発行してもらうことをお勧めします。それができてなければ、インプラントの修理は間違いなく大都市のインプラントセンターや大学病院以外では対応が難しくなり、かかりつけ歯科医により古いインプラントの除去と、新しいインプラントの埋入手術を受けざるを得ません。「インプラント、するもしないも涙なり」といったところです。
 その他にも、様々な障壁が予想されます。脳血管疾患後遺障害や認知症によりインプラントの自己管理が困難になり、不潔からインプラント周囲炎になると、専門医でも除去することの診断や手術が困難なインプラント義歯を往診の歯科医師、歯科衛生士ましてや、介護職員で対応できる訳がありません。
 このように、今から義歯治療を受けるのであれば、目先10年間の咀嚼力の向上だけと考えずに、生涯を通じて咬める喜びをどう維持していくかが重要なのです。私は補綴歯科専門医として、あなたの義歯の将来設計を考えるベストパートナーとなることをお約束いたします。
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