ホワイトエッセンスで学んだこと
経営とは“社会を再構築する行為”
院長の役割は、単に医院を運営することではなく、「社会の縮図としての歯科医院」をデザインし直すことにあります。保険制度や国のルールに依存するのではなく、その背後にある「価値観」「社会的意図」を理解し、自院の文化・理念として翻訳し直す力――これが社会学的経営知です。制度を破るのではなく、理解して再構築すること。経営とは、制度の外側に意味を創る知性である。by坂本佳昭(ホワイトエッセンス代表)
今読んだ「経営とは社会を再構築する行為である」という言葉が心に刺さりました。
私自身、これまで歯科医院という小さな社会をどう運営するかに心を砕いてきましたが、その背後にある「社会の仕組み」や「制度の意図」をどこまで理解していたか、と問われると、正直に言えばまだ浅かったのだと思います。
私たちの業界は、国の保険制度の中に生かされています。
その枠組みに感謝しながらも、「変えたい」と感じる場面も少なくありません。
ただ同時に、「自分が何かを変えられるわけがない」とどこかで思い込んでいる自分も確かにいます。
この“依存と葛藤のはざま”を受け入れ、まずはその感情を自己承認するところから始めたいと感じました。
社会そのものをすぐに変えることはできなくても、
自院という小さな社会を、もっと人が幸せに働ける、
患者さんが心から安心できる空間へと再構築することはできる。
そのためには、社会を理解し、制度の意図を読み解き、
そこに新たな意味を見出していく力が必要なはずです。
私はこの「社会を再構築する経営」を、自分の一生のテーマにしていきたい。歯科医院という現場を通じて、人と歯科業界を少しでもより良く変えていく。そんな営みを続けていくことこそ、歯科医院の経営者としての使命だと感じています。